【実体験】7歳むぎが慢性腎臓病と診断されて気づいた、やっておけばよかった3つのこと
「7歳スコティッシュフォールドが腎臓病予備軍です」——健診でそう言われた日から、私の猫ライフは完全に変わりました。
早期発見できたのは運が良かっただけじゃなく、定期健診を続けていたから。でもそれ以上に、「もっと早くやっておけばよかった」と後悔したことが3つあります。
同じ思いをしてほしくないから、実体験をそのまま書きます。
この記事を読んでいるあなたが本当に知りたいこと
「猫 腎臓 ケア」で検索するとき、たぶんあなたはこんな気持ちじゃないですか。
「うちの子、最近水をよく飲む気がする…」「シニアに差しかかってきたけど何か対策しないといけないよな…」「もし腎臓病になったら治療費がこわい…」
腎臓病は猫の死因ランキングで常に上位を占める病気。特にスコティッシュフォールドやペルシャは遺伝的に腎臓が弱い子が多いと言われています。むぎの診断を経て痛感したのは、「情報として知っていること」と「実際に備えること」は全然違うということ。
この記事では、やってよかったこと・やっておけばよかったことを、費用も含めてリアルに公開します。
うちのむぎが腎臓病予備軍と言われた日のこと
7歳スコティッシュフォールドは腎臓リスクが高い理由
むぎはスコティッシュフォールドの7歳メス。関節問題については以前から気にかけていたんですが、正直「腎臓」はそこまで意識していなかったんです。
スコティッシュフォールドは「骨軟骨異形成症」の遺伝子変異を持つ子が多く、これが腎臓の機能にも影響することがあると言われています。また猫全般として、6歳を超えるあたりから腎機能が徐々に低下しやすく、15歳以上の猫では約80%が何らかの腎機能低下を抱えているというデータもあります。
むぎの場合、特に目立った症状はなかったんです。ごはんは食べるし、トイレも普通。「元気やん」って思ってた。でも定期健診でとった血液検査の数値が、少し引っかかっていた。
定期健診で早期発見できた実体験
むぎは毎年誕生日月に血液検査を含む健診を受けています。6歳の健診では問題なかったのに、7歳の健診で「クレアチニンとBUNがわずかに上昇している」と言われました。IRIS(国際獣医腎臓病研究グループ)のステージ分類でいうと、まだステージ1の境界域。
「今はまだ”予備軍”ですが、この段階から食事管理と水分摂取を意識してください」
獣医師からその言葉を聞いたとき、正直頭が真っ白になりました。「早期発見できてよかったですよ」と言ってもらえたけど、家に帰ってからずっと後悔ばかり頭をよぎった。
やっておけばよかった3つのこと、それが次からの話です。
猫の腎臓ケアで毎日できること【食事・水分編】
やっておけばよかったこと①:腎臓サポートフードへの切り替えを早めにすればよかった
診断を受けてまず獣医師に相談したのがフードのこと。腎臓ケアフードは「リン・ナトリウムが低く、タンパク質が適切に制限されている」ものが基本です。
むぎに今使っているのはロイヤルカナンの「腎臓サポート」シリーズ。最初は食べてくれるか不安だったけど、ウェットとドライを半々にしたら意外とすんなり移行できました。ただ、切り替えの際に急に変えたら下痢になってしまって…。7〜10日かけて徐々に混ぜながら変えるべきでした(これも後悔ポイントのひとつ)。
「一般食でも良いものあげてたからいいか」って思ってたけど、腎臓に特化したフードは一般食とは成分が明確に違う。むぎが6歳のうちから切り替えていれば、数値がここまで上がらなかったかもしれない…というのが正直な気持ちです。
やっておけばよかったこと②:水飲み環境をもっと早く整えるべきだった
猫はもともと水をあまり飲まない生き物。腎臓への負担を減らすには、とにかく水分摂取量を増やすことが大切です。これ、「知ってたけど対策が甘かった」の典型でした。
むぎが水を飲む量が少ないのは気づいてた。でも「まあそういうもんか」と流してたんです。診断後に獣医師から「1日体重1kgあたり50〜60mlが目安」と言われて、むぎ(約4.5kg)なら約225〜270ml必要と知ってびっくり。当時の飲水量はその半分以下でした。
対策として試したのが自動給水器(ウォーターファウンテン)。うちで使い比べたのは以下の2タイプです。
セラミック製(ピュアクリスタル系)
清潔を保ちやすく、素材の安全性が高い。むぎは最初ちょっと怖がってたけど、2日目から飲むように。月に一度のフィルター交換が必要ですが、それ以外はほぼ手間なし。
ステンレス製(安価なもの)
最初に購入した1,500円台のもの。ポンプが1ヶ月で壊れてガッカリ。安すぎるのはNG、というのを学びました。
今はセラミック製に統一しています。きなこも気に入ってよく飲むようになったので、2匹分のウォーターファウンテンに投資したのは正解でした。
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やっておけばよかったこと③:サプリメントを早期から取り入れればよかった
腎臓の状態が気になってからサプリを調べ始めたんですが、「なんでもっと早くから取り入れなかったんやろ」と思ったのが免疫サポート系のサプリ。
特に気になったのが、自然由来成分で猫の免疫・体調維持をサポートする「コルディG」。βグルカンを主成分とした犬猫用サプリで、腎臓ケアとの相性も良いと使っているオーナーさんの口コミで知りました。むぎに試したところ、ごはんに混ぜるだけで食べてくれるし(味が気になってないみたい)、健診での先生の反応も「数値が落ち着いてますね」という感じで続けています。
次に取り入れたのがペットの総合サポートサプリ。関節・腎臓・免疫など複数の観点からケアできるものを探していて見つけました。スコティッシュフォールドはどうしても関節も気になるので、腎臓だけじゃなくトータルでサポートできるのが助かる。むぎだけでなく、予防目的できなこにも使い始めています。
「何かしてあげたい」と思ったときに選択肢のひとつとして知っておいてほしいのが冬虫夏草成分配合のサプリ。冬虫夏草は中医学で昔から使われてきた成分で、腎臓や免疫機能へのサポート効果が研究されています。価格帯は少し上がりますが、「もっとできることをしてあげたい」というステージになったときに。
コスパ重視でまずは試したいという方には、同じ冬虫夏草系でも手に取りやすい価格帯のものも。
食器・給水器の素材選びポイント
腎臓ケアの文脈で見落としがちなのが「食器素材」です。プラスチック製の食器は傷に細菌が繁殖しやすく、慢性的な炎症の原因になることも。うちはステンレスかセラミックに統一しています。
また、食器の高さも意外と大事。むぎみたいなスコティッシュフォールドは顔が平たいので、浅めで広口の食器が食べやすい。姿勢が楽だと食べる量・飲む量が増えるんですよね。
ついでに伝えておくと、口腔内の清潔も全身の健康に直結します。歯周病菌が腎臓に影響するという話は獣医師からも聞きました。デンタルケアは腎臓ケアとセットで考えてほしいです。
スコティッシュフォールドは関節ケアも腎臓ケアと並行して必要。むぎには関節サポートのサプリも続けています。
ペット保険は腎臓病に備えて早めに入るべき理由
慢性腎臓病は長期治療になるから保険の有無で大違い
腎臓病は「治る」病気ではなく、「進行を遅らせる」病気です。一度ステージが上がると、定期的な通院・血液検査・点滴(皮下輸液)・処方食・サプリが生涯続きます。
慢性腎臓病の猫の平均的な年間医療費は、ステージによりますが軽症でも年間10〜20万円、進行すると30万円超になるケースも珍しくない。これを保険なしで払い続けるのはかなりしんどい。
むぎの通院費用リアル公開と保険カバー範囲の確認ポイント
むぎの場合、診断後の半年間でかかった費用を公開します。
| 内容 | 金額(概算) |
|---|---|
| 初回精密検査(血液・尿・エコー) | 約15,000円 |
| 3ヶ月後の血液検査+診察 | 約8,000円 |
| 処方食(ロイヤルカナン腎臓サポート3ヶ月分) | 約18,000円 |
| サプリメント3ヶ月分 | 約12,000円 |
| 半年合計 | 約53,000円 |
これはまだ「様子見」の段階。もし皮下輸液が始まったら、週1〜2回で1回あたり3,000〜5,000円。月2〜3万円が通院費だけでかかります。
むぎは5歳のときにペット保険に加入していたので(本当によかった!)、診察・検査費用はカバーされています。ただ処方食は多くの保険で補償対象外なので注意が必要。
保険を選ぶときに確認してほしいポイントはこちらです。
- ✅ 慢性疾患の継続補償があるか(年度更新時に「既往症」として除外されないか)
- ✅ 通院補償の上限回数・金額が十分か(腎臓病は通院がメイン)
- ✅ 血液検査・皮下輸液が補償対象か
- ✅ 加入年齢の上限と、シニアになってからの保険料上昇率
特に最後の点は盲点。保険は若いうちに入るほど保険料が安く、既往症がついていない状態で加入できます。「病気になってから保険を探す」では遅い。むぎの件があってから、3歳のきなこもすぐに保険を見直しました。
腎臓ケアを続けるために大切なこと【まとめ】
定期的な血液検査のスケジュールの組み方
腎臓ケアで一番大事なのは「測り続けること」です。むぎの現在の検査スケジュールはこれ。
- 3〜4ヶ月に1回:血液検査(BUN・クレアチニン・SDMA)+ 尿検査
- 6ヶ月に1回:エコー検査で腎臓の形・サイズを確認
- 毎日自宅:飲水量の記録、尿の色・量のチェック
飲水量は100均のメジャーカップで給水器の水を毎朝測るだけ。1分もかかりません。でもこれを続けることで「今日はいつもより少ない」という変化に気づけます。
数値が気になるSDAMは、腎臓病の超早期マーカーとして近年注目されています。健診でオプション追加できることが多いので、7歳以上の猫には追加をおすすめします(うちの動物病院では+2,000円でした)。
きなこ(若い猫)から予防を始めることの大切さ
むぎの件があってから、3歳のきなこへのアプローチも変わりました。
- ドライフードに水をちょっと足す(水分摂取量アップ)
- 給水器を2台設置してどこでも飲める環境に
- 年1回の血液検査を誕生日月に固定
- ペット保険の通院補償を充実させたプランに変更
「若いから大丈夫」は本当に禁物。腎臓のダメージは蓄積するもので、気づいたときにはもう後戻りできません。むぎへの後悔を、きなこには絶対繰り返したくない。それだけです。
✅ Next Action|今すぐできる3つのこと
この記事を読んで「うちの子も心配になってきた」と思ったら、まず今日中にこれをやってください。
-
飲水量を1日測ってみる
体重(kg)×50〜60mlが目安。100均のメジャーカップで十分。「全然足りてない!」と気づいたらウォーターファウンテンの導入を検討して。 -
かかりつけ医に「次の健診でSDMAも調べてほしい」と伝える
特にシニア手前の5〜6歳の子は今すぐ予約を。早期発見が何より大事。 -
ペット保険を見直す(入っていない方は今すぐ比較を)
健康なうちにしか入れないものです。むぎの診断後に「もっと早く入っておけばよかった」と思ったこと、伝わってほしいです。
最後まで読んでくれてありがとうございます。むぎは今も数値が安定していて、元気にごはん食べてます。あなたの猫ちゃんも、ずっと健康でいてほしい。そのためにこの記事が少しでも役に立てたら嬉しいです🐾
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