「むぎ、最近動かへん…」シニア猫の運動不足に気づいたときに試したこと
7歳以上のシニア猫の運動不足は、放っておくと関節や筋力に直接ダメージを与えます。 でも「無理に遊ばせる」のも違う。正解は「負担ゼロで動きたくなる環境を作ること」。この記事では、うちのむぎ(スコティッシュフォールド・7歳)が実際に動き始めたおもちゃとキャットタワーの選び直し、そしてきなこ(3歳)との多頭飼いで気づいた”年齢差の落とし穴”まで、全部リアルに書きます。
シニア猫を「もっと動かしたい」の裏にある本当の不安
「最近動かへんなあ」って気になり始めたとき、正直わたしも最初は「まあ猫やし、年齢的にそんなもんか」と思ってました。
でも多分、この記事を読んでいるあなたが怖いのは「運動不足」そのものじゃなくて、そこから先に続く病気・寿命・後悔のことですよね。
「もっと早く気づいてあげればよかった」
「運動させなかったせいで関節が悪化したんちゃうか」
このジワジワくる罪悪感、わたしにもあります。むぎがスコティッシュフォールドということもあって、関節症リスクが常に頭の片隅にある。だからこそ「無理させたくないけど、動かなさすぎても怖い」という板挟みに、ずっとなってたんです。
7歳むぎが教えてくれた「シニア猫の運動不足」のサイン
昼寝時間が増えた・遊びへの反応が鈍くなったら要注意
気づいたきっかけは些細なことでした。去年の冬、むぎがいつも飛びついてたネコじゃらしをチラ見してそのまま目を閉じたんです。「あれ?」って思って記録をつけ始めたら、一日の活動時間が明らかに減ってた。
シニア猫の運動不足のサインとして出やすいのは、こういったことです。
- おもちゃを出しても「見るだけ」で動かない
- 以前は登っていたキャットタワーの上段に行かなくなった
- ご飯を食べたらすぐ同じ場所に戻る
- 呼んでも来るのが遅くなった
一個だけなら「今日はご機嫌斜めかな」で済むけど、複数が重なってきたら要注意のサイン。むぎは上の全部に当てはまってました。
スコティッシュフォールドは関節トラブルも重なりやすい
スコは「骨軟骨異形成症」という遺伝的な関節疾患を抱えやすい品種です。むぎも4歳のころから定期的に獣医さんでチェックしてもらってるんですが、「動きたくない=どこか痛い」の可能性もゼロじゃない。
だからシニアむぎの場合、「もっと遊ばせる」より先に「動きにくい理由がないか確認する」が最初のステップでした。獣医さんと相談したうえで「関節に問題なし、筋力低下ぎみだから適度な運動を」と言われて、ようやくおもちゃとタワーの見直しに入ったんです。
シニア猫に合ったおもちゃの選び方【無理させないが鉄則】
低刺激でも食いつく羽根・音・香りタイプの比較
若いときのむぎは、何を出しても飛びついてくれた。でも7歳になったむぎに「素早い動き」や「高い場所に飛ばす系」のおもちゃを使うと、1〜2回反応してすぐ諦める。関節に無理がかかるのが本能的にわかってるのかもしれない。
シニア猫に合うのは、こういった特性のおもちゃです。
- ゆっくり動かせるもの(飼い主がコントロールしやすい)
- 音や素材感で興味を引ける(視覚だけに頼らない)
- 低い姿勢のまま遊べる(ジャンプ不要)
そこで試したのが「シャカシャカ音が出るトンネルタイプ」。
むぎはもともとトンネルが好きで、中に入って待ち伏せするのが得意なんです。シャカシャカ素材のトンネルを置いておくと、自分から入ってくぐったり出たりを繰り返す。しかも関節に負担がかかるジャンプ不要で、体を横に動かすだけで遊べる。これがシニアには向いてました。
このNagaipetのS字トンネル、形状が面白くてきなこもむぎも両方はまってます。S字になってるので出口が二方向あって、むぎが中から手だけ出してチョイチョイする「省エネ遊び」もできる(笑)。
1回5分から始めるスロー遊びの習慣づけ
大事なのは「一度にたくさん遊ばせる」じゃなくて、毎日少しずつ動く習慣を作ること。
わたしが実践しているのは「朝ごはんの前5分」「夜ごはんの後5分」の2セット。ごはん前後は猫が最も活発になりやすいタイミングで、むぎも比較的乗り気になってくれる。おもちゃをゆっくり低い位置で動かして、無理に追わせない。
これを2026年の1月から2ヶ月続けたら、むぎが自分からトンネルに入って遊ぶようになりました。「動くこと=楽しい」という感覚を取り戻してくれた感じがして、正直ちょっと泣きました。
老猫が安全に使えるキャットタワーの条件とおすすめ構造
高さよりステップ幅・踏み台の傾斜がカギ
キャットタワーを買い直したきっかけは、むぎがタワーに登らなくなったことです。それまで使ってたのは天井突っ張り型の高いもので、ステップの幅が細く、段差も大きかった。
シニア猫に必要なのは、こういった構造です。
- ステップの奥行きが広い(体全体が乗れる)
- 段差が低い(一段が15cm以下が目安)
- 踏み台が安定している(グラつかない)
- 低めの設計で最上段まで無理なく行ける
「シニア猫に低いキャットタワーが必要な理由」は別記事でも書きましたが、今回は「どういう構造が実際に使われてるか」に絞って話しますね。
むぎが実際に使い続けているロータイプタワーの正直レビュー
今使っているのが、楽天で見つけた木製のロータイプキャットタワー。天然木素材でインテリアになじむのが決め手のひとつでしたが、むぎが実際に毎日登ってくれているのが一番の答えです。
良かった点を正直に言うと:
- ステップが広くて、むぎが「よいしょ」って感じで上がっていける
- 木製なので爪がかかりやすく滑らない
- 最上段が低いので、万が一バランスを崩しても怖くない
- きなこが下段で遊んでいても、むぎが上段に逃げやすい
気になった点は「組み立てに1時間かかった」こと。でも完成後の安定感は文句なし。2000円OFFのタイミングに買えたのもラッキーでした。
きなこ(3歳)との同居で気づいた「年齢差おもちゃ兼用」の落とし穴
若猫ペースに引っ張られてシニアが疲弊するケース
これ、多頭飼いの人あるあるだと思うんですが、一番やってしまった失敗がこれです。
きなこは3歳で、まだまだ体力無限にある。おもちゃを出したら全力で飛び回って、タワーも上下に猛ダッシュ。その横でむぎも「なんか楽しそう…」って引っ張られて動き始めるんですね。
最初は「あ、きなこが引っ張ってくれてよかった!むぎも動いてる!」って喜んでたんですが、あるときむぎがぐったりして水も飲まずに寝てしまって。翌日もいつもより元気がなくて、「これはやりすぎた」って気づいた。
若猫のペースでシニアを動かすのは、運動じゃなくて消耗になる。
猫ごとに遊び時間を分けると劇的に変わった話
それからは意識的に「別々に遊ばせる」ようにしました。
きなこを先に別室で15〜20分しっかり遊ばせてエネルギーを発散させてから、むぎと5分のスロー遊びタイムをする。この順番にしてから、むぎが遊んでいる最中に「もういい」ってそっぽを向くことがなくなりました。
むぎのご飯は関節への負荷を考えて、体重管理しやすいシニア向けフードをかかりつけ医と相談して選んでいます。室内猫向けのインドア対応フードは、運動量が少ないシニア猫にもカロリーコントロールしやすいのでおすすめです。
シニア猫の活性化はペット保険とセットで考えると安心
運動中の急な関節炎・骨折リスクをカバーできる保険の見極め方
「運動させよう」と思ったとき、わたしが同時に確認したのがペット保険の内容でした。
むぎはスコティッシュフォールドなので、骨軟骨異形成症は「先天性疾患」として補償対象外になる保険もある。でも、それとは別に「運動中の急な関節炎の悪化」や「転落による打撲・骨折」は補償されるプランが多い。
チェックすべきポイントはこちら。
- 先天性疾患(骨軟骨異形成症)の除外規定の有無
- 整形外科系疾患の通院補償の上限
- シニアになってからの保険料の上がり方
- 慢性疾患の継続補償が可能かどうか
「シニアになってから保険に入っても意味あるの?」と思いがちですが、むしろシニア期こそ通院頻度が上がるので、未加入の場合は今すぐ見直す価値があります。
7歳から加入できるシニア向けプランの比較ポイント
2026年現在、7歳以上でも加入できるペット保険はいくつかあります。ただし注意点があって、高齢になるほど加入審査が厳しくなり、持病があると引受不可になるケースも。
むぎは7歳になった直後に見直しをして、現在のプランに切り替えました。決め手は「70%補償タイプで通院回数の上限が高いこと」。
比較するときに見てほしいのはこの3点です。
- 補償割合(50%・70%・90%でどれくらい自己負担が変わるか)
- 通院の回数・1日あたりの上限(シニアは通院が多いので重要)
- 保険料の年齢ごとの推移(10歳以降の値上がり幅が大事)
保険は元気なうちにしか入れません。「まだ大丈夫」と思っているうちに手続きを。
おまけ:猫草でシニア猫の胃腸も整える
運動と合わせてやってよかったのが、猫草の定期的な取り入れ。むぎは毛玉が出にくくなったシニア期になってから、たまに嘔吐が増えた時期がありました。猫草を置いておくと自分でタイミングを見て食べて、胃腸のリズムが整った感じがしています。
産直の新鮮な猫草は、スーパーのものと鮮度が全然違う。むぎもきなこもよく食べています。
まとめ:むぎの変化から学んだシニア猫の活性化3ステップ
長くなりましたが、わたしがやってよかったことをまとめると:
- まず獣医さんで「動きたくない理由」を確認する
- おもちゃはジャンプ不要・低刺激タイプに切り替える
- タワーは高さじゃなく「登りやすい構造」で選ぶ
- 多頭飼いなら遊びを年齢別に分ける
- 保険は元気なうちに見直す
むぎが今またトンネルをくぐって自分から遊ぶようになったのを見て、「環境を変えるだけでこんなに違うんや」って実感しています。
Next Action:今すぐできることから始めよう
「何から手をつければいい?」という人は、まずこの順番で動いてみてください。
① 今日の夕ごはんの後、5分だけ低い位置でおもちゃを動かしてみる
② 使っているキャットタワーのステップ幅と段差を確認する
③ ペット保険の契約内容(整形外科・通院補償)を見直す
おもちゃ一個変えるだけで、シニア猫の目の輝きが変わることがあります。むぎがそうだったように。まずはS字トンネルかロータイプタワー、どちらか試しやすいほうから始めてみてください。


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