その食欲低下、放置してない?シニア猫が送る10のSOSサイン
むぎが7歳になった去年、「なんか最近ご飯の食いつきが悪いな」と気づいた瞬間が、私の猫育ての転換点でした。食欲低下って「年のせいかな」って流しがちやけど、これが腎臓や関節の異変を示すサインだったりする。今日は見逃したら後悔する、シニア猫が出す10のSOSサインをまとめます。
この記事を読んでほしい「本当の理由」
「うちの猫、最近なんか元気ないな」と思いながらも、病院に連れていくほどでもないかな…と様子見してる飼い主さん、多いと思います。でも正直に言うと、猫って体調が悪くても隠す動物なんですよね。具合が悪いのをギリギリまで見せないのが猫の本能。だから、私たち飼い主が「なんか変かも」と感じた時点で、すでに病気がかなり進行してるケースが多い。
このキーワードで検索してる人って、表向きは「シニア猫の健康管理を知りたい」だけど、本音は「もしかして見落としてることがあって、手遅れになったらどうしよう」という不安を抱えてる人だと思うんです。その不安は正しい。でも、正しい知識を持てば、今からでも全然間に合います。
7歳になったむぎの変化に気づいた話
スコティッシュフォールドはシニア期が早い?気になるサインまとめ
スコティッシュフォールドって、他の猫より関節トラブルが多い品種として有名ですよね。でも私、恥ずかしながらむぎが7歳になるまで「うちの子はまだ若い、大丈夫」って思ってたんです。
猫の7歳って、人間換算で約44歳。完全に中年、立派なシニアです。一般的にシニアの定義は7歳から11歳、そこからはスーパーシニアと呼ばれます。でもスコティッシュフォールドは遺伝的に骨軟骨の問題を抱えやすいので、5〜6歳頃から関節への配慮が必要と獣医さんに言われました。
食欲・毛並み・遊び方…うちで実際に変わったこと
去年の春頃から、むぎに起きた変化をリストアップするとこんな感じでした。
むぎが出してたSOSサイン(体験談)
- ご飯の食いつきが悪くなった → 以前は出した瞬間に飛んできてたのに、匂いをかいでそのまま去るように
- 毛並みがパサパサ・毛づくろいが雑になった → 背中の後ろ側が特に乱れてる
- 高いところに登らなくなった → お気に入りだったキャットタワーのてっぺんに行かなくなった
- 水をよく飲むようになった → 以前より明らかに飲水量が増えた
- トイレの回数が増えた → 多飲多尿、腎臓のチェックが必要なサインと後でわかった
- 呼んでも反応が遅くなった → 耳の問題か、単純に億劫になったのか
- 体重がじわじわ落ちてた → 毎月の記録と比べると3ヶ月で200g減
これを全部まとめて獣医さんに話したら「早めに気づけてよかった」と言われました。1個1個は小さな変化でも、複数重なってるのは要注意です。
シニア猫に必要な健康管理の基本
年1回から年2回へ——定期健診の頻度を上げて正解だった理由
むぎが6歳の健診で「来年からは年2回来てください」と獣医さんに言われた時、正直「えっ、そんなに必要?」って思いました。費用面でもびっくりして、1回のシニア向け血液検査+尿検査が大体8,000〜12,000円くらいするので、年2回だと2万円超えるんですよね。
でもこれ、やって正解でした。むぎの腎臓の数値が半年前より上がってたのを2回目の検診で発見。1年後まで気づかなかったら、もっと進行してたかもしれない。猫の病気って進行が速いから、半年に1回で拾える異変がある。今はこの検診費用も含めてペット保険でカバーできてるので、後でペット保険の話もします。
シニア向けフードへの切り替えタイミングと選び方のポイント
「シニアフードへの切り替えはいつ?」はよく聞かれる質問。7歳が目安ですが、むぎの場合は6歳後半から少しずつ混ぜながら移行しました。
シニアフードを選ぶときのポイントは3つ。
- タンパク質の質:量を減らすのではなく、消化しやすい高品質なタンパク質を選ぶ
- リン・ナトリウムが低め:腎臓への負担を減らすため
- 水分摂取を補助できるもの:ウェットフードを混ぜる、または水分量の多いフードを選ぶ
むぎは毛玉を吐くことも増えてきたので、毛玉ケア対策として猫草も取り入れています。産直の新鮮な猫草は食いつきが全然違う。一度試してから、むぎがほぼ毎日少しずつ食べるようになりました。
シニア猫が特に気をつけたい10のSOSサイン
先ほどむぎのケースを紹介しましたが、より体系的に整理します。この10個のうち2つ以上当てはまったら、できるだけ早く獣医さんへ。
| # | サイン | 考えられる原因 |
|---|---|---|
| 1 | 食欲が落ちた | 歯周病・腎臓病・消化器疾患 |
| 2 | 水をよく飲む | 腎臓病・糖尿病・甲状腺機能亢進症 |
| 3 | トイレの回数・量が変わった | 腎臓病・膀胱炎・便秘 |
| 4 | 体重が落ちた | 甲状腺機能亢進症・腎臓病・がん |
| 5 | 毛並みが乱れた | 関節痛(毛づくろいができない)・栄養不足 |
| 6 | 高い場所に登らなくなった | 関節炎・筋力低下 |
| 7 | 鳴き声が増えた・変わった | 認知症・甲状腺機能亢進症・痛み |
| 8 | 呼吸が速い・口で呼吸する | 心臓病・胸水 |
| 9 | トイレを外すようになった | 関節痛・認知症・腎臓病 |
| 10 | 目やに・鼻水が増えた | 免疫力低下・感染症 |
関節・腎臓・歯——シニア猫が特にかかりやすい病気
スコティッシュフォールドが要注意な骨軟骨異形成症のこと
スコティッシュフォールドの「折れた耳」は遺伝子変異によるもの。この同じ遺伝子が、骨や軟骨の発育にも影響を与えます。「骨軟骨異形成症(OSA)」といって、関節全体に軟骨が異常増殖し、痛みや歩行困難を引き起こす病気です。
症状として気をつけたいのは「歩き方がぎこちない」「座り方が変(しっぽをまっすぐ伸ばして座れない)」「触られるのを嫌がる」あたり。むぎは5歳頃から座り方が少し独特になってきて、獣医さんに確認したら「軽度の変化がある」と言われました。
完治はないけれど、低反発ベッド・段差の解消・適切な体重管理で進行を遅らせることはできます。この件については別記事で詳しく書いてるので、そちらも読んでみてください。
腎臓病は早期発見が命!自宅でできるチェックサイン
猫の死因第1位と言われる腎臓病。特に怖いのが、腎機能の75%以上が失われるまで症状が出にくいこと。だから自宅でのチェックが重要です。
自宅でできる腎臓チェック3つ
- 飲水量を計る:体重1kgあたり50ml以上飲んでたら要注意(むぎは3.8kgなので190ml超えたらアラート)
- トイレの砂の塊サイズを確認:以前より大きくなってたら多尿のサイン
- 首の後ろ・背中の皮膚をつまむ:すぐ戻らない(皮膚のテント徴候)は脱水のサイン
トイレの尿量チェックには、計量しやすい猫砂を使うのがポイント。アイリスオーヤマの紙の猫砂は、尿を吸った部分の塊がわかりやすいので、量の変化に気づきやすくて助かってます。
木質ペレットタイプも尿を含むと崩れて下に落ちるので、量の変化を視覚的に確認しやすいんですよね。
ペット保険、シニアになってから入れる?正直レビュー
7歳・持病ありでも加入できた保険とできなかった保険を比較
これ、めちゃくちゃリアルな話をします。むぎが7歳になった時点でペット保険を検討し始めたんですが、すでに骨軟骨異形成症の所見ありという状態だったので、審査が通らないものが多かったんです。
4社に問い合わせた結果、
- A社:骨格系疾患を免責として加入可能
- B社:審査落ち(既往症あり)
- C社:加入可能だが、整形外科系は補償外
- D社:年齢上限8歳未満のため加入可能(ギリギリ!)
最終的に加入したのはD社。月額保険料は5,180円(70%補償プラン)。最初は高いかなと思ったけど、今となっては絶対に加入しておいてよかったと確信してます。
むぎに実際かかった医療費と保険の適用額を公開
むぎが7歳になってからの1年間の医療費を公開します。
| 内容 | 費用 | 保険適用後 |
|---|---|---|
| 定期健診×2回(血液・尿検査含む) | 22,000円 | 6,600円 |
| 腎臓の数値フォローアップ検査 | 8,500円 | 2,550円 |
| 歯石除去(全身麻酔) | 45,000円 | 13,500円 |
| 点滴・抗生剤(歯科術後) | 12,000円 | 3,600円 |
| 合計 | 87,500円 | 26,250円 |
1年で87,500円かかって、実費負担は26,250円。保険料の年間総額は62,160円なので、この年はほぼ収支トントンでした。でも保険がなかったら87,500円まるまる出てたわけで、精神的な安心感も含めたら加入して絶対よかったと思ってます。
シニア猫のキャリーに関しては、通院頻度が上がるにつれキャリーの使い勝手も重要になってきます。むぎはリュック型に変えてから病院の移動がかなり楽になりました。両手が使えるので電車でも安定するし、高さがあるから猫も外を怖がりにくい。
シニア猫と長く幸せに暮らすために今からできること
環境づくり:段差・トイレ・温度管理で変わる快適度
シニア猫の生活環境で変えてよかった3つ。
① 段差の解消
ソファやベッドへのステップを設置。むぎは最初無視してたんですが、2週間後にはちゃんと使うようになって。関節への負担が全然違うはずです。
② トイレの縁の高さを低くした
足が上がりにくくなってきたら、縁の高さが5cm以下のトイレに変更を。むぎはトイレを外すことが増えてきたタイミングで変えたら、すぐ解決しました。
③ 室温の管理を徹底
シニア猫は体温調節が苦手になってくる。冬は18℃以上、夏は28℃以下を目安に。むぎは暖かい場所に移動する体力自体が落ちてきてるので、部屋全体を快適温度に保つようにしました。
若いきなこと2匹暮らし——シニア猫のストレスを減らす工夫
3歳のきなこと7歳のむぎ、年齢差があるとなかなかペース合わせが難しい。きなこはまだバタバタ走り回りたいお年頃やけど、むぎはゆっくりしたい。
うちでやってる工夫がこちら。
- むぎの休憩スペースはきなこが入りにくい高さに設定(ただし段差は緩やかに)
- ご飯の場所を分ける:きなこが横取りするのを防ぐ、むぎのペースで食べられる
- 遊ぶ時間を分ける:きなこと激しく遊んだあとは、むぎとはゆったり猫じゃらし
- むぎを先に抱っこ・なでる時間を作る:シニア猫は精神的なケアも大事
シニア猫のトイレで地味に重要なのがにおいの少なさ。猫砂の臭いがきつかったり、掃除が大変だと猫自身がトイレを避けるようになる。きなこは砂を飛ばしまくるタイプなので、消臭力の高いものを使っています。
まとめ:むぎが教えてくれたこと
7歳のシニア期を迎えて1年が経った今、むぎとの暮らしで一番変わったのは私自身の「観察の解像度」です。食欲・水分量・トイレの様子・歩き方・表情。毎日見てるようで、以前はちゃんと見てなかった。
今回紹介した10のSOSサインをもう一度確認しておきます。
- 食欲の低下
- 多飲(水をよく飲む)
- 多尿・頻尿
- 体重減少
- 毛並みの乱れ
- 高い場所に登らなくなる
- 鳴き声の変化
- 呼吸の変化
- トイレを外す
- 目やに・鼻水の増加
「うちの子、当てはまるかも」と思ったなら、まず今日の夜、猫の体重を測ってみてください。体重計に乗って、猫を抱っこした時との差で測定できます。そして過去3ヶ月のデータと比べてみる。それだけで見えてくるものがあります。
⬇️ 今すぐできるNext Action 3つ
- 今日中に体重を計る:数字で記録、スマホのメモでOK
- 1週間、飲水量・トイレの尿塊サイズを記録する
- 7歳以上のうちの子が年1回健診なら、次は半年後に予約を入れる
むぎはまだまだ元気でいてもらわないといかん。そのために私ができることを、これからも続けていきます。
この記事が「うちの子、大丈夫かな」と思ったあなたの背中を少し押せたら嬉しいです。気になることがあればコメントで教えてください🐾


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